Cookie(クッキー)について

Cookie(クッキー)とは、Webサーバーが特定の情報を
クライアント(利用者)のブラウザに保持させるために、
クライアントのパソコンに預けておく小さなファイルのことです。

この文章だけでは、いまいち分かりにくいですよね。

お小遣いサイトを利用していて、
一度ブラウザを閉じたにもかかわらず
再度ブラウザを起動してお小遣いサイトにアクセスした時、
ログインした情報が残っている時がありませんか?
また、ログインの時に何回もパスワードなどの入力が面倒なので
ログイン情報を保持させるように設定できたりもします。

それはCookie(クッキー)という仕組みが可能にしています。

Cookie(クッキー)の仕組みをお小遣いサイトを
利用する場面を想定して説明すると

  1. クライアント(利用者)がお小遣いサイトにログイン等をする時に
    お小遣いサイトが置いてあるWebサーバーに情報が送信されます。
    その送信される情報の中にログインに関する情報
    (メールアドレス・パスワード等)が入っています。
  2. これらの情報を受け取ったWebサーバーは、
    クライアント(利用者)のパソコンに対して、
    クライアント(利用者)のニックネームなどが書かれた
    Cookie(クッキー)と呼ばれる情報を送り返します。
  3. Cookie(クッキー)を受け取ったクライアント(利用者)のパソコンは、
    しばらくの間パソコン内にCookie(クッキー)を保存しておきます。
    そして、クライアント(利用者)が再度お小遣いサイトに訪問した時、
    クライアント(利用者)のパソコンは自分の中に保存してある
    Cookie(クッキー)すなわち、あなたのログインに関する情報を
    自動でWebサーバーに向けて送信します。
  4. この情報を受け取ったWebサーバーは、
    「この人は以前○○というメールアドレス・パスワードで
    ログインしてくれているから、今回は最初からログインさせておこう」
    といった処理を行い、クライアント(利用者)のパソコンに向けて
    クライアント(利用者)がログインした状態の画面を送信してくれます。

つまりCookie(クッキー)とは、
情報をクライアント(利用者)のパソコン内に保存して、
Webサーバー(場合によっては利用者のパソコン)が必要な時に
そのデータを取り出すことにより、
個人を特定して個別のサービスを提供したり、
様々な処理を行えるようにする仕組みのことを言います。

今回は、お小遣いサイトにログインする時を想定してみましたが、
お小遣いサイトでは他にもこのCookieの仕組みが使われていて、
お小遣いサイトでサービスを利用(買い物・会員登録等)した時に、
どの会員がどのサービスを利用したかがお小遣いサイト側に
分かるようになるのも、Cookie(クッキー)のおかげなのです。

お小遣いサイトを利用する際の注意事項として
Cookie(クッキー)を有効にしておいてくださいとあるのも、
お小遣いサイト側がこちらの利用状況を把握するためなのです。

お小遣いサイトでサービスを利用(買い物・会員登録等)したのに、
サービスを利用したことが承認されなかったりする場合があるのは、
このCookieがいろいろなお小遣いサイトを利用している内に、
あるお小遣いサイトのCookie情報が
他のお小遣いサイトのCookie情報と混同してしまい、
正しく認識されなくなってしまうためです。

そこでお小遣いサイトでサービスを利用する前に行ってほしいのが、
それまでに利用したサイトのログイン情報などが消えてしまいますが、
お使いになっているパソコンに保存されたCookie情報を
削除することです。

お小遣いサイトでサービスを利用する前に
Cookie情報の削除を行うことで、
他のお小遣いサイトのCookie情報と混同することなく、
お小遣いサイトに利用状況を認識させることができます。

また、お小遣いサイトで広告クリックなどをしていく内に、
Webサイトの表示速度が遅くなってくるように
感じることがあるかもしれません。
そのように感じてきたら、
Cookie情報と一緒に閲覧履歴も削除すれば、
それまでにブラウザで見たWebサイトの情報もリセットされ、
少しばかり快適に動作するようになる場合があります。

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